恋愛は、必ずしも結婚を前提とするものではないはずです。
好きになった相手と必ず結婚しなければならないなんてことはないのです。
独身の場合、恋愛をすればその延長に結婚があるように思っている人がほとんどでしょう。
しかし、恋愛と結婚は違うのです。
恋愛というのはそれほど長くは続きません。
結婚というのは基本的に一生続けるべきものです。
相手が好きでなくなったから結婚生活をやめたいというのは本来間違っています。
夫婦は家庭の共同経営者であるという責任感を持って、結婚生活を続けなければなりません。
一方で、魅力的な異性と出会えば、恋愛したくなるのも人間として自然な感情なのではないかいう気がします。
結婚した相手としっかりした家庭を築きながら、別の相手とその都度恋愛を楽しむことができれば、それはそれで良いようにも思われます。
既婚者の恋愛は結婚を前提としない場合がほとんどです。
つまり、既婚者の方が独身者より純粋に恋愛を楽しんでいるとも考えられます。
価値観は時代と共に変化します。
出会いを求める既婚者に日本社会が寛容になる日が、いつか来るのかもしれません。
出会い系サイト関連でなかなか興味深いニュースがあります。
それは、Gleeden.comというサイトについてです。
Gleeden.comは国際的な既婚者専用出会い系サイトとして2009年12月に発足しました。
そのGleeden.comの登録者数が、サービス開始から1年で50万人を超えたというのです。
Gleeden.comはフランスのサイトですが、ヨーロッパ中心に100ヶ国以上の人が登録しています。
登録者は男性6割、女性4割で、男性が特に多いと言うわけでもありません。
また、職業別の登録者数では、ファイナンシャルトレーダー、アナリスト、会計士、医者などが上位になっており、社会的に見てステイタスのある人たちが多く登録していることがわかります。
Gleeden.comに登録する際には、名前は匿名にできますが、年齢や職業は公開されます。
売春目的の利用や、プロフィールを偽ることも禁止されていますので、登録者は真面目に出会いを求めている既婚者であると言えます。
Gleeden.comは現在では登録会員100万人を超える巨大サイトになっています。
世界的にみても、どれだけ多くの既婚者が出会いを求めているかがわかります。
今の時代、結婚してみて、理想と現実のギャップに戸惑う人は多いと思います。
かつては結婚することは生活の安定を意味していました。
生活は会社が保障してくれましたし、夫が外でまじめに働けば、妻は家庭を守ることに専念しながら、一生食べるのに困らない生活ができました。
それが当たり前だったので、誰も特に不満を抱くこともなく、家庭と向き合い、幸せな生活を送っていたと思います。
不倫をしようなどと考える人は、それほど多くはなかったのです。
しかし、時代が変わって、不安定な雇用で将来の見通しが全く立たない人が増えてきました。
結婚した女性も、好むと好まざるとにかかわらず、外に働きに出なければ生活できないという家庭が多くなっています。
昔の名残で、結婚すればなんとなく幸せになれると信じて結婚したけれど、いざ結婚してみると途端に窮屈な生活を強いられ、息が詰まるような思いをしている人が大勢いるはずです。
そして、そうした人たちが、誰かに癒されたくて、出会いを求めるようになります。
出会い系サイトは、今の時代の既婚者たちの心の隙間を埋めるために一役買っているとも言えるでしょう。
既婚者が出会い系サイトで知り合った異性と恋愛関係になった場合、できるなら今の夫または妻と別れ、新しい恋人と再婚してやり直したいと考える人もいるでしょう。
しかし、今の日本で離婚をするというのはなかなか大変なことです。
離婚を経験した人のほとんどが、結婚したときの何倍ものエネルギーを使ったと声をそろえて言います。
たいていの人は結婚と同時に生活の基盤を整え始めます。
住宅を購入し、子供を作り、何十年か先まで見越したプランを立て生活設計をしていることでしょう。
ほかに好きな人ができたからという理由で、簡単にそのプランを台無しにはできないはずです。
住宅ローンはどうする?子供の教育費は?と金銭面だけでも大問題です。
また、女性の場合は離婚後6ヶ月間は再婚できませんので、たとえすぐに再婚する意思があっても、しばらくは独身にならざるを得ないのです。
そうした理由から、離婚を望みながらもそれができず、不倫を続けているという人もかなりいると思われます。
今の日本では、ひとたび結婚してしまえば、その束縛は思った以上に大きいのです。
既婚者が自分の配偶者以外の異性と関係を持った場合、当然不倫ということになります。
日本では不倫をしたところで刑事上の責任を負うことはありませんが、民事上は不法行為責任を負います。
つまり、慰謝料を請求される可能性があるということです。
また、不貞行為は離婚理由にもなるので、配偶者から離婚を請求されてもやむを得ません。
不倫の何がいちばんいけないかというと、誰かを傷つけてしまうことだと思います。
まず、夫または妻を傷つけることになります。
そして、子供がいる場合、不倫が原因で離婚ということになれば、子供も傷つくことになるでしょう。
このように、既婚者の恋愛にはリスクが付きまといます。
大きな代償を払うことになりかねないので、やめておくのが賢明と言えます。
しかし、それがわかっていながらでも不倫をする人があとを絶たないのには、他人のためでなく、結局自分のためにしか生きられないという人間の本質的な弱さとも感じられます。
少なくとも、既婚者が出会いを求める場合には、バレないよう、周りを傷つけないよう、可能な限りの配慮が必要でしょう。
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